アディの○○製作所

趣味と日常のブログです

ROLLICKSOME SCHEMEの解散ワンマンを終えて

Photo by セトケンタ

※感謝を語るつもりでしたが自分語りの暗い文章になってしまったかもしれません。ネクラなので許してください
※弱いことを含めて本当に思ったことを書いているだけなので、きれいなものを見たい人には非推奨です。長いし。

ROLLICKSOME SCHEMEは関わってきたメンバーそれぞれの生きざまでした。
それぞれに濃淡はあれど、関わってきたメンバー計7人(+サポートメンバー6人)全員の人生が詰め込まれていました。とても人間らしいバンドだったと思っています。何かしらの方向へ強い個があって、不器用で、まっすぐで。

まずはこれだけ多くの人の人生を詰め込んだ活動を支えてくれた本当に本当にたくさんの皆さんと、ローリックに人生を詰め込んでくれた僕を除く12名の人たちに感謝します。直接だと言えないので、このメッセージが届きますように。2011年の結成から今まで、めちゃめちゃ充実した時間でした。

ローリックを組んだのは僕が大学二年生のときです。これは何かおもしろいことが出来そうだな。と思って組んだバンドでした。
メンバーは高校の部活の仲間たち。少なからず僕の人生に影響を与えてくれた人たちで。

バンドを組んだ最初はただただ演奏で必死でした。ギターもそんな上手くないのになんだかやけに難しいことをしたがるし。一番最初は僕は曲は書いてなくてシオンとワイコとツタガワが書いてましたね。そもそもそのフレーズが難しかったり。僕は完全麻痺をうまく弾けなかったのを忘れないぞ。
たぶん僕のが最初に音源になったのがパンデミック。次がEDENだったような。だから最初は曲も書かないし、ギター上手くないし、そもそもただのコミュ障だし陰キャだしでアディの存在価値はないんじゃないかなんて考えることがままありましたね。でも自分達で作った音楽を演奏するのは本当に本当に楽しかった。

そんな活動を続けていってありがたいことにSHE:MEを引っ提げてRO69jack12/13で入賞して。そこからどんどん色んな出会いが増え、初めてのMVを撮り、CDを自主流通し、色んなイベントに呼ばれ。
色んな場所でライブをするにつれて、いつの日か、ライブで見せているもの、見られているものの姿が変わっていくような感覚がありました。
それはライブは人間を、人生を見せる場のようで、正直何を弾くかなんて実はたいした問題ではなく、音と人間。ただそれだけなのではないかということです。
もしかしたら最初からそうだったメンバーもいるのかもしれないですが(ごめんね)。でもこの感覚は音楽が僕の知る演奏が楽しかった音楽ではなくなっていったというか。

そしてそんな僕は、きっとライブで見せるような人間味とか人生、生き様を見せるのに適した人間ではなかったです。そもそも見せるほどの生き様を持ち合わせていない。ごくごく一般人なんです。生真面目で、ちょっとだけ勉強ができて、ゲームと工作が趣味なよくいる人。モブです。
それに気づいた辺りから、正直ライブ活動は苦しいことの方が多かったです。ギターを弾くこと、楽曲を演奏することは間違いなく最高の時間なのに、なぜだかとても苦しかった。いま考えてみると、あらゆる期待に追い付けていない気がする、でも何も見えない。わからないってことだったんだとおもいます。
きっとどこか他のメンバーと離れていくところがあって、ライブだけでなくバンド活動というステージで同じ方向を見ることが出来なくなってしまいました。情けないですね。そんなくせ僕は嫌われているのではとかワケわからんこと言って他のメンバーの前で泣いたこともありましたね。いま考えると立派にメンヘラ。
とにかく、ワイコから解散が切り出されたときは僕はこれは寿命だなと思って、抗い延命するものでもないかな、と感じていました。ほぼふたつ返事でした。

そんな中身もない薄っぺらい人間だけど、ここまでバンドでライブをやってこれたのは紛れもなくここまで関わってくれたみなさんのお陰です。本当にありがとうございました。
これは本当に間違いなくて、人間はすごいなと思うばかりです。そんなみなさんに何かを返したくて、必死で活動することができた。
この活動をしていなかったらこんなにたくさんの人には会えなかったし、バンドが終わっても会えるお友達もできたし。なんとなくわかると思うんですけど僕はこんな人間なのでお友達が少ないんですよ。そんな僕でも本当にいい出会いがあった。心から感謝。それでもってずっと一緒にいれなくて、本当にごめんなさい。さくらの唄、ちゃんとつくりました。どうか大切にしてやってください。
そして最後までローリックで生き様を魅せ続けてくれたワイコとシオン。最後までサポートしてくれていた倉持さんと卓郎さん。本当にありがとうございました。たくさん迷惑をかけて本当にごめんなさい。

自分(達)で生き様を語る音楽を作ってライブをする。という活動は僕はもうしないかなって思っています。解散発表の時にも言っていた気がするけど、音楽は続けたいし、何かを創ることはやめないつもりですが、たぶんこういうのはいまのままの僕では無理かな。ライブをしないってわけじゃないんだけど、この辺はうまくまとまりません。ヒストリエっていってカバー演奏して動画もあげてるし、まあその辺は人間なので曖昧です。

次がないから吹っ切れたのか最後の大阪、そして最後のワンマンライブ、どちらも本当に最高の時間でした。本当に終わってしまったんだ。

そんなわけで、ROLLICKSOME SCHEMEのアディからの最後のメッセージでした。
本当にありがとうございました。
そして本当にごめんなさい。
みなさま、お元気で。